切手にみる紫式部と『源氏物語』
〜源氏物語編〜
『源氏物語』一千年紀 | ||
名称: | 特殊切手 | |
発売: | 2008年 9月22日 | |
種類: | 1シート 80円郵便切手×10枚 | |
寛弘5年(1008年)11月1日、『紫式部日記』に『源氏物語』に関する記述が、歴史上、初めて記録されてから、2008年で一千年目にあたることを記念して、特殊切手「『源氏物語』一千年紀」及び「通常版切手帳(「源氏物語」一千年紀)」が発行されました。 切手シートの背景は「源氏物語団扇画帖」。 上段の切手は現存する国宝「源氏物語絵巻」19図の中から8点が選ばれデザインされています。 下段の切手は「紫式部日記絵巻」から寛弘5年(1008年)11月1日の様子を描いた2点がデザインされています。 |
「源氏物語団扇画帖」 第5帖 若紫 |
『源氏物語』第5帖<若紫>。病の療養のために訪れた北山で光源氏が紫の君(のちの紫の上)を垣間見る場面。 所蔵:国文学研究資料館 |
橋姫 | 鈴虫 二 | 柏木 三 | 柏木 二 |
宇治の八の宮の山荘を訪ねた薫が八の宮のふたりの娘を垣間見る場面。 | 冷泉院邸で月見の宴。冷泉院と光源氏、夕霧が描かれています。 | 光源氏が実の子ではない薫を抱いています。薫の誕生五十日のお祝いの場面。 | 重態に陥った柏木を見舞う夕霧。柏木は薫の実父。 |
東屋 | 宿木 三 | 宿木 二 | 早蕨 |
匂宮から言い寄られ逃れた浮舟を中の君は慰めます。浮舟は中の君の異母妹です。 | 匂宮と六の君との結婚に心傷ついた中の君を慰めようと匂宮が琵琶を奏でる場面。 | 匂宮は夕霧の娘である六の君を妻とします。場面は婚姻3日目の朝の情景。 | 匂宮と結婚した中の君は宇治から京の二条院に移ることになり、宇治にとどまる弁の尼と歌を詠み交わします。 |
旧森川家本第四段(五島本第三段)」 【国宝】 |
旧森川家本第三段 【重要文化財】 |
寛弘5年(1008年)11月1日の夜 | |
中宮彰子の若宮の御五十日の祝い(ご誕生五十日目のお祝い)のあとの酒宴の場面です。 所蔵:五島美術館 |
紫式部が仕える一条天皇の中宮彰子が敦成(あつひら)親王<のちの後一条天皇>を出産し、寛弘5年(1008年)11月1日の夜、そのご誕生五十日のお祝いの儀式が行われました。 敦成親王を抱いているのが彰子の母で道長の妻である源倫子。後姿の女性が中宮彰子。中央の男性は藤原道長です。 所蔵:東京国立博物館 |
通常版切手帳(『源氏物語』一千年紀) | ||
発売: | 2008年 9月22日 | |
種類: | 1シート 80円郵便切手×10枚 | |
特殊切手「『源氏物語』一千年紀」1シートを収めた見開きの切手ケースです。 切手ケースは厚紙となっており、ケース内側には、切手デザインの説明等が記載されています。 |