花橘亭〜源氏物語を楽しむ〜切手にみる紫式部と『源氏物語』



切手にみる紫式部と『源氏物語』


〜源氏物語編〜


 源氏物語千年紀 源氏物語生誕の地 石山寺
名称: ふるさとフレーム切手(滋賀)
発売: 2007年 8月 1日
種類: 1シート 80円郵便切手×10枚
  
 石山寺は平安時代の多くの貴族女性が参詣した寺として知られています。

 紫式部は石山寺に参籠している時に源氏物語の構想を練り、『源氏物語』<須磨>の一場面を書き始めたという伝説があります。

 『源氏物語』作中に登場する人物にも石山寺を信仰する者が少なくありません。

 石山寺は紫式部・『源氏物語』と縁が深く、紫式部を描いた絵画や源氏物語を描いた絵画を多く所蔵されています。

 切手の図案となっているのは、石山寺の国宝や重要文化財の建物・仏像、石山寺が所蔵している美術品です。

 切手にはそれぞれ「源氏物語生誕の地 石山寺」と表記されています。


東大門
重要文化財。石山寺の入口となる門。
門の脇には金剛力士像(仁王像)が安置されています。
如意輪観音半跏像
重要文化財。
石山寺本堂の本尊で通常は非公開。
源氏物語図衝立 伝狩野養信筆
石山寺所蔵。【江戸時代後期】
『源氏物語』<初音>の場面の光源氏と明石の姫君が描かれています。
月見亭
月見亭は近江八景「石山の秋月」のシンボルとなっており、瀬田川を見下ろす高台に設けられています。
切手シート上部の写真は、月見亭からみた桜の花です。
源氏物語画帖 土佐光則筆
石山寺所蔵。
『源氏物語』<胡蝶>の場面を描いた絵。
大日如来坐像
重要文化財。【鎌倉時代】
快慶作の木像で多宝塔の本尊。
秋月祭
中秋の名月の頃に開催される祭で石山寺境内はライトアップされます。
源氏物語図屏風 土佐光芳筆
石山寺所蔵。【江戸時代】
六曲一双の源氏物語図屏風。
多宝塔 珪灰岩
国宝で日本最古の多宝塔。【鎌倉時代】
内部には快慶作の大日如来坐像が安置されています。

石山寺の名前の由来となった珪灰岩(けいかいがん)は国指定天然記念物です。
この珪灰岩の上に多宝塔があります。
石山寺縁起絵巻 第4巻
石山寺所蔵。重要文化財。
石山寺に参籠している紫式部が描かれています。




東大門 如意輪観音半跏像 源氏物語図衝立
伝狩野養信筆
月見亭 源氏物語画帖
土佐光則筆
源氏物語生誕の地 石山寺
大日如来坐像 秋月祭 源氏物語図衝立
土佐光芳筆
多宝塔 珪灰岩 石山寺縁起絵巻
第4巻 紫式部

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