花橘亭〜源氏物語を楽しむ〜紫式部ゆかりの地紫式部と越前「紫きぶ」七橋めぐり蛭子橋
紫式部と越前 紫式部に思いを馳せる〜福井県越前市〜 本文へジャンプ
 
      


「紫きぶ七橋」めぐり  蛭子(えびす)橋

御霊神社の西側に蛭子橋があります。


蛭子橋 蛭子橋
西からを見た蛭子橋 東から見た蛭子橋


蛭子橋 蛭子橋
上流側=橋の南側 下流側=橋の北側



 源氏物語 柏木(二) 病に臥す柏木を見舞う夕霧

上流側

源氏物語絵巻 柏木    柏木(二)

源氏の嫡子夕霧が柏木を見舞うところを描く。
柏木は女三宮と犯した罪を悔いて重い病気になる。中央上段の間に、壁代の向こうに半身を出し枕を顔をあてて伏しているのが柏木、そのそばの長押に坐っている冠直衣をつけた正装の人が夕霧で、左手の女は侍女である。
【左から 柏木・夕霧】
国宝「源氏物語絵巻」




女三宮と犯した罪の重さから病にかかった柏木を夕霧(光源氏の嫡子)が見舞う様子を描く。
柏木は夕霧に女三宮とのことを仄めかし、自分が亡き後、妻の落葉宮のことを頼む。
柏木は、身舎(もや)の中で烏帽子姿で枕に顔を当てて伏せ、夕霧は冠直衣姿(かんむりのうしすがた)で身舎に体を入れ柏木を見舞う。


枠内は、パンフレットの解説を引用しています。以下同様。



 源氏物語 柏木(一) 女三の宮を見舞う朱雀院

下流側

   柏木(一)

源氏の兄君朱雀院が女三の宮を
見舞うところを描く。
左端の顔に袖をあてているのが
女三の宮、その右の法衣姿が朱雀院、
その下の烏帽子に直衣姿でうなだれて
いるのが源氏の君。
この場面は女三の宮が柏木と不義を
犯したことから起こる悲劇の一端を
描いている。
【左から 女三の宮・光源氏・朱雀院】
国宝「源氏物語絵巻」




密かに柏木と通じ薫を出産した罪の意識から出家を望む女三宮を、父の朱雀院(源氏の異母兄)が夜の闇にまぎれて六条院に見舞いに訪れる。
袖で顔を覆う女三宮に対して、法衣姿の朱雀院は涙を拭い、源氏も同じく目頭を押さえる。
女三宮の出家をめぐり、悲しみに包まれる三者の様子を描く。




  以上、「紫きぶ七橋」めぐりでした。


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