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ふるさとを偲ぶ散歩道
■越前国印
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奈良時代の大宝律令で定められ 慶雲元年(704)に鋳造に着手した諸国の印で、大きさは方二寸(約6cm)。国衙から中央官庁に差出す公文およびその案文と調物、また国内に出す文書等に押された。国印は鎰と共に諸国での律令支配を象徴するものとして最重視された。今日、古文書に見られる国印は五十余種あって「大倭国印」「山背国印」のように四文字を篆書体で鋳たものである。
「越前国印」が押された現存する最も古い古文書は天平二年(730)の越前国義倉帳(正倉院文書)で一枚の文書に国印が5か所押されている。
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越前国印
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源氏物語にも登場する花 撫子(ナデシコ) |
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