『花橘亭〜源氏物語を楽しむ〜』「源氏物追体験」平安時代の菓子「唐菓子」




京御菓子司

亀屋清永

清浄歓喜団


 2009年7月、かねてより気になっていた亀屋清永「清浄歓喜団」をお取り寄せしていただきました。

 奈良時代、遣唐使によって中国から伝わったというお菓子です。

 小豆餡を、白檀・桂皮・竜脳など仏教で言う「清め」の意味がある七種の香を入れた皮で包み、胡麻油で揚げたものです。


京御菓子司 亀屋清永



せいじょうかんきだん
清浄歓喜団

清浄歓喜団

表面は胡麻油で若干しっとりしています。
アート的なフォルムで見ていて面白い姿です。
形は金袋(かねぶくろ=さいふ)になぞらえてあります。

【原材料】
米粉・小麦・小豆餡・桂皮末・胡麻油



清浄歓喜団

 八つの結びは八葉の蓮華をあらわしているそうです。
このひねりのテクニックは難しそうですね。

※八葉の蓮華=極楽浄土に咲くという花弁が8枚のハスの花のこと。



清浄歓喜団

 お味のほうは、七種類の香料と餡の甘み、胡麻油の風味が口の中に広がる感じです。

 個人的な感想としては、「お口の中に仏教伝来・・・」とつぶやいていました。(笑)
 好みが分かれそうですがくせになりそうです。o(^-^)o


<撮影:2009年7月18日>



『花橘亭〜源氏物語を楽しむ〜』「源氏物追体験」平安時代の菓子「唐菓子」

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