花橘亭〜源氏物語を楽しむ〜源氏物語ゆかりの地をめぐる松浦なる鏡の神 鏡神社玉蔓窟古墳
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鏡神社紫式部と鏡神社源氏物語と鏡神社松浦宮の前の渚|玉葛窟古墳|まつらの姫達の宴 


玉蔓窟古墳(たまかづらいわやこふん)



●所在地 :佐賀県唐津市鏡(樋の口古墳の南に入口あり)
●交通 :JR筑肥線「虹の松原」駅下車 徒歩30分

『九州国立博物館』「九州遺産データベース」にも、
玉葛窟古墳の名で掲載されています。


 『源氏物語』に登場する姫君・玉鬘(たまかづら)が大夫監(たいふのげん)の求婚から逃れるために身を隠したと言い伝えられている古墳です。もちろん、玉鬘は創作上の人物であり、この言い伝えも「俗説」に過ぎません。

 しかし、地域の人々が『源氏物語』を享受した上で「伝説」が生まれ歴史の中に織り込まれていったことは興味深く思います。
 以下の写真は、2009年10月に地元の方にご案内いただいた際に撮影したものです。


玉鬘古墳
玉葛窟(たまかずらいわや)古墳の入口


入り口には「玉鬘古墳」の札があります。
急な山道を登りますので、雨天時や雨上がりの探訪はオススメできません。


玉葛窟古墳
「源氏物語」に登場する姫君・玉鬘が身を隠したと伝わる円墳です。
石室内は広く、3名で入ってその場で立つこともできました。(私の身長は154センチ)
確かに身をひそめるにはちょうどいい広さかもしれません。(*^-^)b



玉葛窟古墳
玉葛窟古墳の上や周囲は竹で覆われています。



鏡山物語 玉鬘

古墳入り口にある案内板より


<伝説> 

平安王朝の女性の憧れの的 光源氏に愛された夕顔の忘れ形見・玉鬘は乳母一族に伴われ松浦の里で才色兼備の女性となった。その評判が拡がるにつれ、あまたの求婚者が現れ、わけて肥後の大夫監(たいふのげん)は権力をかさに直談判に及んだ。京に上らんとの願いのある玉鬘は大夫監の望みを拒み裏山の洞穴に隠れ、その日を待った。21才の春、念願成就祈願のため鏡宮に向かった玉鬘は途中怪我に苦しむ白狐に遭い哀れと思い手当てをし自分の領巾(ひれ)を与えて帰った。

帰ってみると不思議にも今までできなかった京への船の手配がてきていた。しかし大夫監の追っ手を恐れ悩んでいると、そこに白狐が現れ「恩返しに私が身代わりになります」と姫を励ましたので、姫たちは夜半になり大夫監の目をのがれ京へと向かった。大夫監は白狐の化身を身代わりとも知らず後を追わなかったと云う。

以来、玉鬘の隠れた洞穴には白狐が棲み付き、土地の人々は「玉鬘の狐」と呼び神狐として崇めたと云う。

鏡山西麓「玉鬘古墳」がそれである。


※鏡宮=鏡神社のこと。

 白狐


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